オフィスホワイトニング後の後戻りについて
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みなさんこんにちは!
今回は、「オフィスホワイトニング後の後戻り」についてお話します。
後戻りとはホワイトニング後からある一定の期間おくとホワイトニングする前の色に戻ってしまうことです。
残念ながらホワイトニングには後戻りがつきものです。
とくにオフィスホワイトニングは短時間で白くするため色の戻りが早く、後戻りを感じやすいです。
後戻りの原因は2種類あります。
①再着色による後戻り
歯は飲食などによって、いつも着色しやすい環境にさらされています。
ホワイトニング後も時間の経過とともに、元の色へと戻っていきます。
着色しやすい食生活を改善したり、セルフケアを工夫することで、後戻りを遅らせることも可能です。
②再石灰化による後戻り
エナメル質はミネラル分の消失(脱灰)と再形成(再石灰化)を繰り返していて、
この再石灰化の作用によって、元のような表面に戻っていきます。
下記の写真はオフィスホワイトニングのビフォーアフターの写真です。
ホワイトニング前
ホワイトニング後
1回のオフィスホワイトニングでだいぶ歯の黄ばみが取れて白くなっているのがわかります。
オフィスホワイトニングのメリットは1度の施術で白さアップの期待ができることです。
時間のない方でも気軽に行うことがでます。
*歯色の系統により白くならないこともあります。
後戻りを軽減するためにはどうしたらよいでしょうか?
*ホワイトニング直後の24時間以内は、特に着色しやすいので注意が必要です。
通常、歯はペリクルと呼ばれる薄いタンパク質の被膜に覆われています。
この被膜には、着色や虫歯などを防ぐ役目があります。
ホワイトニング剤によって、ペリクルが剥がれているので、とても着色しやすくなっているのです。
ペリクルはおよそ1日程度で、唾液中の成分によって再生されます。
*沈着する前に着色汚れをケアしましょう。
着色汚れは、歯の表面のペリクルに色が付くものです。
これが積み重なると、歯の内部に沈着していきます。
従って、汚れが沈着する前に、しっかりとケアすることで、後戻りを軽減できます。
着色汚れ(ステイン)を除去する歯磨き粉や、
歯科医院での定期的なクリーニングをすることで、沈着を防ぐことができます。
*着色性の高い食生活を見直す必要があります。
ホワイトニングで白くなった歯が元の色へと戻っていってしまうのは、
普段の食生活が大きく関わっています。
着色性の高い食事を好んでいる場合は、それを少し見直すだけでも、後戻りを軽減させる助けになります。
*オフィスホワイトニングのみの場合は定期的に受けましょう。
2~4ヶ月くらいを目安にすることで、白さをキープすることができます。
*ホームホワイトニングも活用しましょう。
ホームホワイトニングを行うことで、何度もオフィスホワイトニングをしなくても継続して白さをキープできます。
ホワイトニングの施術が終わったら完了ではありません。
後戻りを防ぐために、食生活を改めたり、
ステインを防ぐケアを継続的に行うことで白さをキープすることができます。
今回はオフィスホワイトニングの後戻りについてお話しましたが、
ホワイトニングにも種類があり、ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
また後戻りを防ぐために違う種類のホワイトニングを併用する方法などもあります。
ホワイトニングをしてから期間があいてしまった方やこれからホワイトニングを考えている方
ぜひ、ご相談下さい。お待ちしております。
衛生士 萩原