仮歯、仮蓋の役割について
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みなさんこんにちは。
今回は歯科医院でつける仮歯、仮蓋についてお話しします。
歯科医院で被せ物や詰め物の型取りをした後に仮歯や仮蓋をされたことがある方もいると思います。
被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)で治療をする際、
歯の形を整えて型取りをすることで技工所でその歯にぴったり合うクラウンやインレーを製作し、
次の来院時に出来上がったクラウンやインレーを患者様につけていきます。
そのため、型取りをしたその日には最終的なクラウンやインレーをつけることができません。
型取りをした日は仮歯や仮蓋をさせていただきます。
仮歯、仮蓋の役割は以下のものがあります。
①神経が残っている歯の場合は、歯がしみる症状を防ぐ
②残っているご自身の歯や土台が欠けてしまうのを防ぐ
③隣り合っている歯が移動してくるのを防ぐ
①神経が残っている歯の場合、仮歯や仮蓋をしないと歯がしみる症状が出てしまいます。
②残っているご自身の歯や土台が欠けてしまうと痛みが出たり、
型取りした時と形が変わってしまうことで出来上がってくるクラウンやインレーがぴったり合わなくなってしまいます。
③歯は短時間でも移動します。隣り合っている歯との隙間を埋めておかないと、
隣の歯との位置関係が型取りした時と変わってしまい出来上がってきたクラウンやインレーが入らなくなってしまいます。
以上のように仮歯や仮蓋には大切な役割があるので、
万が一取れてしまったり割れてしまった場合には付け直しさせていただきたいため、お手数ですがご連絡ください。
よろしくお願いします!
歯科医師 竹田