位相差顕微鏡について
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みなさんこんにちは!
歯科衛生士の片石です。
本日は、当院での検査項目にもある歯周病菌・むし歯菌(位相差顕微鏡)についてお話しさせていただきます!
この検査はお口の中の歯周ポケット内の歯面に付着したプラーク(食べもののカスに細菌が増殖して歯垢になる黄白色のもの)を器具で採取し、
顕微鏡に映し出して細菌の種類とどのくらいの数があるかを実際に動画として見ることができる検査です。
お口の中には常在菌がありますが、細菌のバランスが崩れることによって口内トラブルが起こされます。
さっそくどのような細菌が多くみられるのか一緒に見ていきましょう!
•カンジダアルビカンス(常在菌)
・とくに悪さはしませんが、体調不良やストレス・薬の副作用などでこの菌が増えるとカンジダ症を引き起こす可能性があります。
・スピロヘータ(歯周病菌)
イトミミズのようならせん状の毒性の強い歯周病菌です!数が多いと歯周病の進行が進んでいるサインです
・口腔トリコモナス(原虫)
涙状の本体にしっぽのようにのびた鞭毛が特徴です。歯周病が重度な方に出やすい菌です
・口腔アメーバ(原虫)
こちらも歯周病が重度な方に出やすい菌です
この菌はお口の中の環境が良くなると自然といなくなってくれます!
・球菌、短桿菌
丸い球体が連なっている、短い線状の棒状のものが特徴です。
これらは糖が好きな菌なため、むし歯の原因である酸を作り出し多いほどむし歯を進行させてしまいます
お口の中の菌の種類はたくさんありますが、普段の正しいセルフケアと定期的な歯科医院でのクリーニングを続けることで歯周病やむし歯の進行を防ぐことができます。
一緒にお口の中の清潔を保っていきましょう♪
当院で販売のある歯周病予防ケア商品です。
・歯磨剤
・洗口液