美容歯科

虫歯治療を行う一般歯科とは異なり、美容歯科は主に疾病対する治療ではなく、見た目の美しさを重点に置いた施術を行います。
美容歯科と近い領域にある審美歯科の場合は、美しさを求めながらも機能性やかみ合わせなどにも考慮されることが主体です。
一方、明確に区別する定義などはありませんが、美容歯科では機能性やかみ合わせに考慮しつつも、美しくあることや、コンプレックスの改善を優先に施術を行います。

当院の美容歯科では美容注射をメインに、美を追求することを念頭に、患者様にとって最善な施術方法をご提案しています。

当院では患者様の要望や希望、不安を汲み取りながら、患者様に考えられる治療法をご提案させていただきます。
どんなに優れた治療法であっても、メリットばかりではなく、デメリットも存在します。
患者様が少しでも後悔しないためにも、当院では患者様に治療のメリット、デメリットをご了承いただいたうえで、治療へと進めさせていただいております。

また、患者様によってお悩みはそれぞれ異なり、適応する治療法も異なります。
患者様が10人いれば、10通りの治療法があると言われているほど、歯科医療や美容歯科は多くの治療法が考えられます。
まずは、患者様と一緒に治療法を考えていければと考えております。

分からないこと、不安に思うことがあれば、お気軽にご相談ください。

当院では、患者様のプライバシーに配慮しながら、リラックスした状態で治療をお受けしていただけるように努めております。

また、美容歯科は基本的に疾病の改善を目指すのではなく、より美しく、コンプレックスを改善することを目的に行われるものです。
だからこそ、治療のゴールを設定していくのは、私たち医療従者だけではなく、患者様ご自身でもあるのではないかと考えております。

当院では患者様のお考えと相違がないように、積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築いていくことに注力しております。

ボツリヌストキシンを注入した部位の筋肉の神経伝達をブロックします。
そうすることで、筋肉の動きが抑えられ、シワや顎関節の痛みなどを和らげられたりします。

ボツリヌス注射は、ボツリヌス菌から抽出するボツリヌス毒素からできています。
食中毒などの原因ともなるボツリヌス菌ではありますが、人体に影響がない濃度であるため、心配には及びません。

効果は半永久的に継続するのではなく、基本的に3～6ヶ月をピークに効果が薄れていきます。

●適応するお悩み

・顎関節症

顎関節症の原因はさまざまではありますが、要因の1つに咬合力であると考えられています。
ボツリヌス注射をし、咬合力をコントロールします。

・歯ぎしり

歯ぎしりの原因はいくつか考えられますが、筋肉の緊張が原因である場合に適応します。

・ガミースマイル

ガミースマイルの原因が上唇拳筋であった場合、上唇拳筋の動きを抑え、口元から歯肉が見えないようにします。

ヒアルロン酸は、皮膚の保湿にとても優れ、多くの化粧品などでも活用されています。
ヒト由来の成分であり、ヒアルロン酸が肌に留まっている量が多ければ多いほど、ぷるぷるとした弾力のある肌になります。

●適応するお悩み

・ブラックトライアングル

歯と歯の間に存在する三角の隙間です。
ブラックトライアングルは、歯茎の位置が加齢や歯周病で下がれば下がるほど、三角の隙間が大きくなってしまい、口元から目立つようになります。
ブラックトライアングルが目立つ歯茎にヒアルロン酸を注入することで、目立たなくなります。

お口周りの脂肪にアプローチできる脂肪溶解注射は、植物由来の薬剤を注入し、脂肪を分解していきます。
脂肪溶解注射で溶けた脂肪細胞は、尿になって排出されます。
脂肪分解作用の他に、肢リンパ循環作用、引き締め作用なども期待できます。

また、脂肪溶解注射は二の腕やお腹、太ももなどにも用意ることも多くありますが、美容歯科においてはお口周りに限定されます。

●適応するお悩み

・二重顎

顎下部・オトガイに脂肪溶解注射をし、二重顎を改善していきます。

治療を受ける前には必ず、リスクを把握することが重要です。
また、施術後に違和感や気になる症状がある場合は、なるべくはやくご連絡ください。

・ボツリヌス注射

注射した部位に、腫れや内出血といった症状が出る可能性もありますが、2週間をめどに症状も改善されることがほとんどです。
また、まれにアレルギー反応が出るケースもあります。

・ヒアルロン酸注射

注射した部位に、腫れや内出血、肌の色の変化といった症状が出る可能性もありますが、2週間をめどに症状も改善されることがほとんどです。
また、まれにアレルギー反応が出るケースもあります。

・脂肪溶解注射

薬剤には大豆由来の成分が含まれているため、大豆アレルギーの人は接種を控えましょう。
またまれに腫れたり、かゆみをともなうこともありますが、数日で症状が収まることが大半です。

当院では、患者さまのお口まわりの悩みを解決するために美容歯科を設けています。
一般歯科では、病気の改善を目的とした治療が行われ、審美歯科では、見た目と機能に配慮した治療が行われますが、美容歯科では、より美しさを求めた施術を行います。
例えば、「ほうれい線が目立ってきた」「二重あごが気になる」「口角をあげたい」など、様々なお口まわりの悩みの相談を承っています。見た目の美しさは、心の健康にもつながりますので、お口まわりでお悩みの際にはご相談ください。

横浜エス歯科クリニック院長
栗野 裕司